公認会計士とは?
公認会計士は公認会計士試験に合格した者が、日本公認会計士協会に登録することにより取得できる 個人としての資格であり、公認会計士法によると、他人のニーズに応じて報酬を得て、 貸借対照表・損益計算書といった財務書類の監査または証明できることを業とします。 つまり、公認会計士とは、第三者の立場で、会社の作成した財務書類が正しく作成されているかのチェックをし、その結果を意見として示す者ということになります。
監査法人とは?
監査法人とは、公認会計士法の規定に基づき複数(5人以上)の公認会計士が集まって 監査業務を組織的に行うために設立した特殊法人です。 つまり、組織的かつ効率的に監査を行うために複数の公認会計士が集まって設立された法人です。
公認会計士と税理士の違いは?
公認会計士の業務は、金融商品取引法や会社法に基づいて財務書類をチェックしたり、会計全般に関する 調査・立会そして指導を行います。 それに対して、税理士は個人や会社の税務申告書などの税務書類の作成や税務相談を行ったり、 また税理士業務に付随する会計帳簿の記帳代行を行います。 また、公認会計士は税理士となる資格を有するため、税理士登録を行うことにより税務業務を行うことが 可能ですが、監査法人は税務業務を行うことができません。
監査法人が行う業務とは?
① 監査業務
1. 金融商品取引法監査
金融商品取引法において、証券取引所等に株式を上場している会社に対し義務づけられている監査を行います。
2. 会社法に基づく監査
資本金5億円以上、または負債総額200億円以上の株式会社を対象とした監査を行います。
② コンサルティング業務
1. M & A(企業の買収・合併・分割等)に関する調査・支援業務
2. 内部統制組織の整備のための支援業務等
3. デューデリジェンス業務
4. 株式の新規公開準備のための経営組織や諸規定整備の支援業務